投稿日:2025年3月4日
設計・開発の流れは、対象となる装置・治具等の検討すべき内容の多寡によって必要となる工程数も異なりますが、当社では以下のような段階を経て進めております。ご相談内容に合わせ不必要なものは省き最適な進め方をご提案させていただきますので、必ずしも下記の通りになるとは限りませんが、設計・開発を初めて外部へご依頼される方でも、おおまかなイメージを持っていただければ幸いです。

構想設計
DR(デザイン・レビュー)
お客様よりご提示いただきました構想・イメージをもとに、設計・開発が可能かどうかの検討を行います。
装置構想・検討
装置設計・開発のためのアイデアを出し、市場のニーズや技術的な実現可能性、規定予算内で設計・開発が出来るかなどを考慮しつつ、多角的な検討を行います。
仕様書作成
装置に求められる機能・性能・仕様などを明確に文書化します。具体的な設計開始前の段階ですが仕様書を作成することで、以降の設計・開発の基準としております。
要素検討・試験
要素技術検討・検証
装置に必要な要素技術について、実現可能性や性能を検証します。必要に応じて、強度試験やシミュレーションを行います。
プロトタイプ製作・評価
要素技術を組み込んだプロトタイプを最小単位で製作し、実際の動作を確認します。評価結果に基づいて、技術的な課題の把握・解決へとつなげます。
DR
要素技術の検証結果やプロトタイプの評価結果をレビューし、お客様へ検証結果の共有をさせていただきます。
基本設計
基本設計開始
構想設計と要素検討・試験の結果を基に、装置の基本的な構造や機能を設計します。ここでは、装置全体のレイアウトや主要な構成要素を確定・視覚化していきます。
DR
基本設計の内容(3D/2Dデータなど)をレビューし、詳細設計に進む前に問題点がないか確認します。
組図作成
装置全体の組立図を作成し、各部品の配置や接続関係を明確にします。3Dデータによる干渉チェックや強度解析などによる実製作前のリスク排除を詳細に確認いたします。
電機設計
装置の電気系統を設計・図面化し、回路図や配線図を詳細まで確定させます。
詳細設計
部品仕様決定
装置に使用する各部品の具体的な仕様を確定させます。材質・寸法・性能などを詳細に定義します。
部品図作成
各部品の製作に必要な詳細図面を作成します。部品図には、寸法・公差・表面処理などを詳細に定義します。
部品リスト作成
装置に必要な部品の一覧を作成します。部品リストには「品番」「数量」「メーカー名」などを詳細に記載します。
製造
部品発注
部品リストに基づいて、各部品の手配を開始します。購入品・加工品(外部依頼品)を協力企業へ発注します。
部品加工
必要な寸法・公差を遵守しつつ、図面情報を基に部品を製造します。
装置組立・電装
加工された部品を組み立て、装置を完成させます(メカ組立)。また、基盤や電装も含め実装を行い、装置を稼働できる状態に仕上げます(電気組立)。
調整
データインストール後装置の動作確認を行い、通り出し等必要な調整を行います。性能が仕様を満たしているか確認・調整を行い、組立検査基準を満たしていればお客様に納品いたします。

各段階でのDRは、良い製品を最小のコストで製作するために重要と考えております。問題点を早期に発見・解決することが設計・開発全体の効率化につながり、案件完了までのLTにも影響します。また、それぞれの工程で作成される図面データ・部品リスト・仕様書などは、次の工程へとつながる重要な資料となるため、明確かつ詳細に作成する必要があります。当社ではこのような流れで設計・開発案件を進めて参ります。案件により別途必要になる物や、不必要で除外となる工程もございます。お客様のご希望に合わせ柔軟に対応できる態勢を整えておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。