投稿日:2025年2月3日
昨今、事業継続性の問題により、廃業・倒産を余儀なくされる企業が増えています。このような企業に装置製造を依頼している各メーカーは、新たな製造先を見つける必要があります。しかし、同じ装置をそのまま依頼すると、材料費や労務費は従来の企業よりも製造コストが高騰してしまう可能性があります。そのため、製造先を変更する際には、設計段階から見直し、既存の装置よりも高機能化かつコスト削減を目指しましょう。
医療機器メーカー様から、「現在依頼している企業は事業継続性がなく、装置の在庫が無くなり次第廃業するため、製造を委託できないか」と相談をいただきました。頂いた既存装置の図面を確認したところ、手作業が必要な工程が多く残されており、熟練した技術を要する設計でした。当然、人件費が高騰する中で手作業の工程を残すことは、コストアップにつながります。また、部品調達も熟練作業員任せになっていたため、統一性がなく、無駄なコストアップや仕上がりのばらつきが生じていました。
そこで、当社は設計から組立までの全工程を見直すことで、1日あたりの生産台数を増やすことが出来ました。従来の装置では1人の職人が月産10台製造していた機種を、現在では当社で月産30台製造できるようになりました。※人工を増やせば、さらなる増産も可能です。
このように、装置製造を継続できないケースは今後も増えていくと考えられます。装置製造を移管する際に重要視すべき点は、装置の製造実績と年齢です。特に、ここで重要なのは、装置の製造担当者ではなく、経営者の年齢です。経営者が若ければ、事業継続性がありますし、長期的な視野を持って、経営改善をしていこうとする意向が強くなります。当社でいえば、創業55年の装置製造メーカーですが、経営者は40代で装置製造の全てを担えるように、事業展開をしてきました。また、若い会社は活気があるということで、従業員の平均年齢は35歳にすることも実現しています。
従業員の年齢層が若い会社ですが、当社は装置の豊富な製造実績を持つだけでなく、既存装置のVE提案を得意としております。当社は実際に装置の軽量化やコストダウンを実現した事例も数多くあります。今回のような転注の機会を活かし、単なる製造委託ではなく、VE提案を取り入れることで、より優れた装置づくりを目指してみてはいかがでしょうか。