エアー配管の径の統一による組立コストダウンのポイント
Before
装置組立時において、設計図面上でエアー配管の径が別々の径となっているケースがある。この場合、それぞれの径に応じてエアー配管、ならびに付帯部品を手配する必要があり、また組立に用いる工具も径に応じてそれぞれ異なるため、組立工数が大幅に増えてしまう。
After
エアー配管のサイズを仕様上可能な範囲で統一して設計すると、配管取り付けに用いる工具やエアー配管部品が1種類で済むために、組立コストを下げることができる。また各パーツの在庫の必要もなくなるため、納期、部品コストも同時に下げることができる。なお、エアー流量の問題は、機械側の設定で変更を行うことが必要である。
装置の組立におけるコストダウンを考える際に重要なのは、各組立工数をどれだけ削減できるかという点である。装置設計の際、ホース配管においてホースの径を仕様上可能な範囲で統一して設計することで組立コストを下げ、部品コスト削減、納期短縮を実現することができる。
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