アルミ切削部品
名称 | アルミ切削部品 |
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業界 | 半導体製造装置部品 |
材質 | アルミニウム A7072 |
寸法 | Φ95×56 |
精度 | 製品下部にアリ溝のヘール加工あり、キー部分と内径穴の精度が厳しい |
表面処理 | 白アルマイト |
加工:複合旋盤
数量:40個/lot
このアルミ加工品は、全体的に幾何公差や寸法公差の厳しい製品になります。真空環境下での使用を前提とした製品になるため様々な公差が加工難度を高くしています。特にこの製品の内部には6種類の径が混在しており、テーパー部もありますが大小各径に100分台の精度があり、さらに角度指定や面粗度の指定もあるなど、細かな寸法にとにかく注意が必要な製品です。また各径には同軸度が当然求められ、さらにはピッチの位置精度の縛りや、写真の反対側にはあり溝がございます。あり溝内部は磨きの仕上げが必要になり、ヘール加工をして真空を確保できる仕様になっています。一つ一つの公差は通常時の加工方法で対応可能でも、これだけの数の公差が複合することで難易度はかなり上昇します。細かなすり合わせ、そして試作を数回繰り返し、先方の要求精度を安定してクリアできるようデータの磨き上げを繰り返しました。