OEM装置設計 製造.comを運営するZESTIAは、装置製造で長年蓄積された技術と知識によって、お客様に最適な設計提案を行うことが可能です。当社はお客様の設計担当者により頂いた装置図面・仕様書を基に材料調達・部品加工・装置製造を行いますが、中には装置の性能を維持したまま材料変更や工法を変更することによって、大幅にコストダウン出来るケースがあります。


下図のように、電装ボックスの上にコンベアが乗るユニットがありました。お客様から頂いた仕様書には、コンベアは4連のチェーン駆動式でそれを支える土台は強度を持たせるためにフレーム構造が採用されていました。

装置設計をする上で非常に重要な考え方として、装置自体の重量を低減させることはコストダウンにつながることが多いということです。今回の場合、当社はチェーン駆動コンベアからベルト駆動コンベアに置き換えることで、重量低減を実現しました。またコンベア自体の重量が下がることで、電装ボックスに必要な強度も低減したため、フレーム構造から板金構造に置き換えることにも成功しました。


このようにお客様から頂く図面・仕様書の中には、他にも過剰品質であることや複雑構造による部品点数の増加といったケースがあります。本当にお客様が求める機能を満たす装置設計は何なのかを追求し続けることが重要です。今回は装置の性能は維持したままコストダウンしたいという要望でしたので、上記の設計思想の変更によって、装置重量は約30%低減となり、コストダウンにつながりました。

今回の設計提案をした結果、想定されていた装置製造費1,000万円を600万円までコストダウンに成功しました。具体的なコストダウンの中身については、下記をご覧ください。

>>装置設計請負で、1,000万円超えの装置が600万円に!